花俳句素材集

2005/04/17以降の掲載作品
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2005/04/17掲載 387×360  ハナモモに鳥が横切る4月かな  フジの花空まで伸びて香り降る  ほんわかに我先に咲く五月かな  なにげなく畦道ゆれるタチアオイ  ながい梅雨心まぎらすシチヘンゲ  潮の風振り向く先に青の彩  陽炎に揺れる噴水手を伸ばす  蝉の声鳴き合戦になお暑く  汗かいて この花なに と凛々しさで  庭先に咲いては落ちて夏の花  大空に鷺の大群花まつり  鈴虫の最後の声か秋の風  秋の節揺れ動く菊かおり風  花見分け落ちゆく花で椿かな  青空に一風吹いてよく似合う  目立たない花ほど綺麗クロッカス  塀の猫見上げてそっと寒椿  通り過ぎ咲き乱れてはアザミ色  可憐さに撫でる思いにこの花を  甘い風振り向く先にユリの花  そよ風で吹かれるままに花ひとつ  秋の風揺れるコスモスよく似合う  柔らかに斜陽迎えて思う花  厳冬に通り過ぎ行く蝋梅か  冬の中待ちきれなくて咲き乱れ  暖かな斜光をうけ可憐さを  仰向けで瞼を閉じてまた開ける  一斉に地面を見つめ鬼のよう  カスミソウ澄んだ空までとどきそう  厳冬でも氷柱に負けない花たち  下を向き覗いてみると華やか  甘い実が待ちどうしくてブルーベリー  我が家に華やかに咲く牡丹かな  クレマチス描いて思う次の年  葉の上に陽を浴びながら夏つばき  夏の陽に涼しげに咲く桔梗花  暫くは夏の陽射しによく似合う  赤白黄昼は静かに夕陽咲き  弾む秋通りすがりの花舞台  秋風に揺れる花にはまた似合う  厳冬にいつも咲かせる紅の花  凍てつく手ふと返り見て春まじか  桜より一走早くご披露目  ゆらゆらと枝いっぱいにハンカチを  庭先にひょっこりと咲いて実を期待  太陽に陽をうけながら鮮やかに  限りなく紫を追い実をつける  師走でもまだ元気にて咲き乱れ  硬い枝隙間から咲く華の舞  我家に春は今かと咲き誇る  裏庭にそっと咲いても可憐なり  公園の片隅に咲く色可憐  遮光に鬼の険しさまたひとつ  我が家に所狭しと咲き誇る  快晴の伸びゆく花に春思う  陽の光今かと咲いて夜眠る  遊歩道に初夏の陽射し浴びて咲く  梅雨の頃雨の雫によく似合う